給水管の漏水修理は自分で出来るものもあるが、自信のない方は業者に依頼する｜自分で出来る水回りトラブル解決方法｜水道屋さん徹底ガイド

給水管の漏水修理は自分で出来るものもあるが、自信のない方は業者に依頼する

私たちが快適に生活するには、ライフラインの完備が必要不可欠となっています。ライフラインとは、電気、ガス、水道、物流などのことであり、特に給水管を通ってくる水が、生命維持のためには重要となってきます。
ここでは、大切な水が漏水した場合の修理方法や依頼方法などについてご紹介したいと思います。
水道メーターから道路側を一次側給水管と言い、水道メーターから建物側を二次側給水管と言います。
地面から水がしみ出ている漏水を見つけた場合は、自分で修理するのは不可能と言えますので、給排水設備店に修理を依頼しましょう。土日や祝日の場合でも、水道当番として給排水設備店が決められていますので、市区町村の水道部に連絡すれば、修理業者を手配してくれます。また、不可抗力（給水管の老朽化など）で漏水した場合は、修理完了後に給排水設備店から、減免申請書を市区町村の水道部に提出してもらえば、水道料金の減免を受けられることがありますので、よく確認することが必要です。



給水管からの漏水が目に見えている場合（露出部）の修理方法をご紹介したいと思います。
まず、一番頻度が多いものは、蛇口からの漏水となります。これは、蛇口内部の止水パッキンが劣化したことやゴミが詰まって密着しないことなどが原因で起こります。まず、蛇口に来ている給水管のバルブを閉め水を止めます。水が止まったことを確認したら、レンチを用いて、蛇口ハンドルの根元を反時計回りに回して、ハンドル部を取り外します。すると、蛇口内部にあるコマパッキンが一緒に取れます。現在はホームセンターで簡単にパッキンを購入することができますので、コマパッキンを交換しましょう。取り外した逆の手順でハンドル部を戻し、蛇口に通水させれば、漏水は止まり修理完了となります。
次に、トイレのタンク内の漏水修理についてご紹介したいと思います。



トイレはロータンクと言う水を一時的にためておく陶器で出来たタンクがあります。水を流すとタンク内の水が勢いよく流れ、汚物を汚水管へと流すようになります。ロータンク内の容量は決まっており、水が溜まれば自動的に水が止まりますが、いつまでもチョロチョロと流れ、止まらない場合は漏水している可能性が高いです。
まず、寒冷地ではタンク内が凍結しないようにバルブを開けることで、少量の水が流れてタンク内の水を動かす凍結防止栓があります。これが開いている可能性がありますので閉めましょう。これで止まらない場合は、ロータンク内に給水しているボールタップと言う装置の不具合が考えられます。ボールタップは、プラスチックで出来たソフトボール大のボールが付いており、ロータンク内に水が溜まると、浮力により上昇します。ある程度まで来ると給水圧力より浮力が上回り、水を止めることができます。水を流すと浮力がなくなるため、再び水が溜まるまで給水される仕組みとなっています。
ボールタップで給水が止まらないと、ロータンク内に常時給水され、オーバーフローから水が溢れることとなり、漏水となります。ボールは、本体と真鍮の4ｍｍ程度の針金で接続されています。この針金を、ペンチなどで少し曲げ、ボールタップの浮力が作用する点を今までより下に設定することで、水が溢れる前に水を止めることができます。しかし、この方法は応急処置となるかもしれません。ボールタップのパッキンの他、金具などの劣化も考えられますので、給排水設備店に交換を依頼した方が良いと思われます。 このように給水管の修理については、自分で出来る部分と出来ない部分があります。自信や知識がない方は、悪化させてしまう可能性もありますので、始めから給排水設備店への修理を依頼しましょう。

給水管・トイレの漏水修理の相談など水道工事業者を比較するなら